近年、国内の企業が多くの外国人を雇用したり、逆に日本人が海外へ飛び出して仕事を始めるなど、グローバル化が進んでいます。そう考えると転職を機に海外で仕事をすることも現実味を帯びてきました。では実際に海外で転職するためにはどうしたらいいのでしょうか?今回は海外で働くために必要なスキルや海外で上手く転職する方法を紹介します。
慣れ親しんだ日本を離れて仕事をするのはやはり多くのリスクがあります。
多くのお金と時間が必要
転職活動をする際、現地の情報収集やビザの申請などで多くのお金と時間が必要になってきます。スケジュール管理が重要になってくるでしょう。
日本人は不利
世界の中でも英語力が低く、自分の意見を強く主張できない日本人は一般的に競争力が低いと言われています。語学力や自己主張能力をどれだけカバーできるかが海外で成功するカギになりそうです。
実力主義で競争が激しい
海外のビジネスは完全に実力主義です。競争に勝てるだけの能力を身につけていないと生き残っていけないかもしれません。
どんなに海外で仕事がしたくてもビザを持っていないと仕事をすることはできません。ビザとは他の国に滞在する許可証のようなもので、海外に長期間滞在し仕事をするためには就労ビザの取得が必要です。
就労ビザを取得するためには
1.転職先を決める
就労ビザを取得するためには、まず先に転職活動をして雇用先を決める必要があります。
2.ビザの申請
内定後、雇用条件に合意してからビザを申請します。申請は自分で行う場合もあれば転職先の会社が代行してくれる場合もあるので確認が必要です。
3.審査
ビザの審査過程はほとんど公開されず、数か月かかる場合もあります。また、その国ごとに定められた審査条件や経済状況などが審査に大きく影響するので事前に調べておきましょう。
4.発給
これでようやく海外で働く許可が下ります。長期間働きたい場合は定期的な更新が必要です。
英語力を身につける
仕事はもちろん生活においてまず必要なのは英語力です。一般的にTOEICで800点以上必要だと言われていますが、全てをマスターする必要はありません。日常会話やビジネス会話など的を絞って修得しましょう。
コミュニケーション力を高める
コミュニケーション能力がないと相手に自分の意見を伝えられず、仕事の連携がうまく取れません。現地の人たちと良好な人間関係を築くためにも必須なスキルです。
各分野において求められるスキルを身につける
実力主義の海外で成功するためには、自分が進もうと思っている分野で求められるスキルを持っておく必要があります。代えの効かない能力や実績はビザ取得にも有効です。
高い適応力
海外で生活をするために、事前にその国の政治・文化・風習など様々なことを知ったうえで好きになることが大切です。
日本人という個性を活かす
海外でこそ日本人らしさを大切にしましょう。日本に関係した仕事や日本人を相手にした仕事をすれば日本人という個性を活かして活躍できるかもしれません。
いかがでしたか?海外で転職するためにはかなりの覚悟と準備が必要みたいですね。今後ますますグローバル化が進むことを考えると、海外での転職を考えていない人もスキルを磨いて競争力を高める必要がありそうです。